ユーコーコミュニティー横浜南支店の山本です。
家を新築で建てる時には、できればメンテナンスの手間にならない外壁材を選びたいものですよね。
メンテナンスの手間がかかる外壁材を選んでしまうと、メンテナンス費用がその分かかってしまいます。
では、どのような外壁材がメンテナンスの手間が少ない外壁材なのでしょうか?
今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜南支店が、メンテナンスの手間が少ない外壁材を紹介していきますよ。
外壁材選びで悩んでいる方は最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
メンテナンスの手間が少ない外壁材
・金属系サイディング
金属系サイディングは、非常に軽量な外壁材で地震に強く、凍害被害にも強いのがメリットです。
以前は「金属感」のある見た目のものが一般的でしたが、現在は大手メーカーから様々なデザインのものが販売されています。
そのため、好みに合わせてデザイン選びがしやすくなっています。
金属系サイディングの中でも1番人気があるのは、ガルバリウム鋼板。
ガルバリウム鋼板は、機能性とコストパフォーマンスのバランスが良い外壁材で、リフォームで使われることも多いです。
塩害地域ではおすすめできないことや、傷が付いたところから錆びやすいことがデメリットですが、タイルや樹脂系サイディングよりも安価に施工できるのが強みでしょう。
メンテナンス頻度:10~20年
メンテナンス費用:5,000円~6,500円/㎡
・樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは目地がないため、目地のメンテナンスが要らない外壁材です。
塩害・凍害・雨にも強く、色褪せしにくいことがメリットです。
アメリカやカナダで普及しているサイディングで、日本では施工している業者が少なく、費用が高いことがデメリットに挙げられます。
大きなメンテナンスが必要なく、水洗いを年に1度する程度で問題ありませんが、サイディングが傷んだ場合には、部分張替えなどの修繕が必要です。
メンテナンス頻度:15~20年
メンテナンス費用:5,000円~9,000円/㎡
・タイル
汚れに強く、半永久的に使えることや、吸水しないことがタイル外壁のメリットです。
紫外線で劣化しにくいので、1番メンテナンスの手間にならない外壁材です。
しかし、タイルを施工する際に下地や目地に有機物を使用するため、そちらは紫外線でどうしても劣化してしまいます。
そのため、タイルのメンテナンスは要りませんが、下地と目地は定期的にメンテナンスを行わなければいけません。
費用が高いことやタイルの割れや剥離の可能性があることはデメリットですが、長期的に見て1番お得な外壁材です。
メンテナンス頻度:10~20年
メンテナンス費用:9,000円~/㎡
メンテナンスの手間がかかる外壁材
それでは、逆にどのような外壁材がメンテナンスの手間になるのかも見ていきましょう。
・窯業系サイディング
日本で最も普及している窯業系サイディングは、非常にメンテナンスの手間がかかる外壁材です。
窯業系サイディングは、経年劣化で欠けやひび割れが発生してしまうからです。
また、7~10年に1度目地のコーキング補修をしなければならないため、非常にメンテナンスの頻度が高くなってしまいます。
メンテナンス頻度:7~10年
メンテナンス費用:3,000円~5,000円/㎡
・モルタル
手作業ならではの味わいを感じられるモルタルも、定期的に塗装をする必要があります。
モルタルは、経年劣化でひび割れしてしまうからです。
窯業系サイディング同様に、非常にメンテナンスの手間がかかる外壁です。
メンテナンス頻度:5~10年
メンテナンス費用:4,500円~5,500円/㎡
・ALC
ALC外壁は、火事や地震に強い外壁ですが、水に弱いのが欠点です。
そのため、定期的に塗装工事をして防水機能を持たせなければならず、目地の補修もしなければいけません。
特別メンテナンスの頻度が高い外壁材という訳でもありませんが、メンテナンス性に優れている訳でもありません。
メンテナンス頻度:10~15年
メンテナンス費用:7,000円~/㎡
メンテナンスフリーの外壁材はないの?
「メンテナンスフリーの外壁材」という言葉を目にしたり聞いたりしたことはありませんか?
実は、完全にメンテナンスフリーの外壁材というものはありません。
本物の煉瓦の外壁材やタイルも、割れや剥離した場合には、部分交換や部分補修が必要となります。
そのため、メンテナンスフリーと謳われているものでも、劣化や不具合が生じた場合にはメンテナンスが必要です。
他の外壁材よりもメンテナンスの手間やコストを抑えることはできますが、完全にメンテナンス要らずという訳ではないことを覚えておきましょう。
目地がない外壁材や、水や紫外線に強い外壁材を選ぶことで、メンテナンスの手間になりにくいとユーコーコミュニティーは思いますよ。
メンテナンスの手間になりにくい外壁材は、金属系サイディング、樹脂系サイディング、タイルの3つです。
メンテナンス費用をかけたくない方や長期的にお得な外壁材を選びたい人は、この外壁材の中から選んでみてはいかがでしょうか?