ユーコーコミュニティー横浜南支店の高橋です。
洋風デザインの家の多く使用されているのが洋瓦で、耐久性に優れているため人気となっています。
しかし、耐久性が高いと言ってもメンテナンスフリーの屋根材というわけではないため、定期的に塗装メンテナンスが必要です。
今回は、ユーコーコミュニティー横浜南支店が、洋瓦のメリット・デメリット、メンテナンス方法を紹介していきます。
洋瓦を使用したい、もうすぐメンテナンス時だけどどんなメンテナンスをすればいいのかわからないという方は参考にしてくださいね。

ユーコーコミュニティー,横浜南支店,屋根リフォーム

洋瓦の種類

洋瓦は海外で多く使用されている屋根材で、近年は日本でも製造販売されるようになりました。
カラーバリエーションも多く、和瓦よりも明るい色合いのため、オシャレな洋風デザインで人気となっています。

・2種類の形状
洋瓦にはF型とS型の2種類があり、F型は平たくて凹凸の少ない形状が特徴です。
直線的で平面的な形状のため、重厚感のある印象に仕上がります。
S型は、丸みを帯びた曲線的な形状をしているので、柔らかい印象に仕上がります。
オレンジや黄色が人気で南欧風デザインの家にぴったりです

・主原料によって特徴も変わる
洋瓦は、粘土、セメント、軟化コンクリート、金属の4種類を主原料として作られています。
どの原料を使うかによって、耐久性や価格、メンテナンス方法も変わりますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

①粘土瓦
粘土を主原料に使用していて、洋瓦では最もポピュラーな種類で、耐久性に優れ、塗装メンテナンスの必要はありません。

②セメント瓦
セメントを主原料に使用した瓦で、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
カラーバリエーションもありますが、これは塗料によるもので、年数が経つにつれて色褪せたり防水効果が失われていきます。
セメントは水を含みやすいため、屋根塗装は必須です。

③モニエル瓦
軟化コンクリートを主原料としていて、着色スラリーと呼ばれる着色剤が使用されています。
この着色スラリーによって、独特の風合いを出していますが、年数が経つことで色褪せやコケなどが目立ってくるので、定期的に屋根塗装を行いましょう。

④金属瓦
金属を主原料にしていて、耐久性が高く屋根塗装も不要で、重量も軽いのが魅力です。

洋瓦のメリット・デメリッ

・メリット
①耐久性がある
洋瓦の耐用年数は、40~60年程度あり高寿命となっています。

②デザイン性
和瓦のデザインとは違うので、洋風デザインの家にぴったりです。
カラーバリエーションが豊富なので、希望に沿った屋根色を選ぶことができます。

③高い通気性
瓦屋根は、瓦同士の間に隙間ができる仕組みとなっていて、通気性がいいため
湿気がこもらす、日本の気候にも適しています。

④遮熱性に優れている
瓦は他の屋根材に比べて遮熱性に優れているため、夏場も快適に過ごせます。

・デメリット
①施工費が高い
屋根材の単価を見ても、他の屋根材よりも高く1.5~2倍の費用が掛かってしまいます。

②重量がある
スレートや軽量瓦など軽量の屋根材が多くありますが、洋瓦はスレートの2~3倍程度の重量があり、地震の揺れなどによってかかる家の負担も大きいです。
ただし、新築時に洋瓦を使用する場合は、洋瓦の重みに耐えられるように家づくりをするので地震の影響は比較的少なくなるでしょう。

③廃板の可能性もある
洋瓦のデザインは、10~15年程度で新しいものに変わるので、使用するデザインによっては、修理したいと思っても廃板になってしまっている可能性もあります。
廃板になってしまったデザインは在庫数に限りがあるため、一部分だけ別のデザインを使用することになってしまいます。
洋瓦を使用する場合は、予備として数枚程度を保管しておくのがおすすめです。

洋瓦の劣化症状とメンテナンス

耐久性に優れていてもメンテナンスをしないままでは劣化が進行してしまいます。
洋瓦の劣化症状を紹介していきましょう。

・漆喰が劣化している
洋瓦自体の耐用年数は40~60年であっても、瓦を支える漆喰の寿命は20年程度
と約半分程度となっています。
漆喰の劣化は、瓦のズレや雨漏りの原因になるので、漆喰の詰め直しによるメンテナンスが必要です。

・割れ、ズレ
洋瓦は衝撃に弱いです。
強風によって飛ばされた物が当たったり、アンテナが倒れたりした場合に割れることがあります。
また、強風や地震の影響で瓦がズレてしまう場合もあります。
割れやズレが見つかったら、積み直しをして対処しましょう。

・雨漏り
洋瓦に問題がなくても、瓦の下に敷いてある防水紙が劣化していると、雨漏りしてしまいます。
防水紙は20~30年ほどの寿命なので雨漏りしているなら、葺き直しによるメンテナンスをしてください。
瓦の寿命が近づいている場合には、葺き替えも視野に入れて考えましょう。

 

築年数10年を迎えたら、1年に1回程度の点検をしましょう。
屋根は、自分で確認しづらいところでもあるので、業者に点検を依頼してください。
ユーコーコミュニティー横浜南支店も屋根の点検を無料で行っています。
悩みや相談ごとがある場合も、お気軽にご連絡ください。