ユーコーコミュニティー横浜南支店の石原です。
ユーコーコミュニティー横浜南支店では外壁塗装などをメインで行っていますが、住宅に関する様々な相談にも乗っています。
そんな中で最近は、腐朽菌という言葉がキーワードになっているように感じています。
みなさんは、腐朽菌という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことがないという人も多いのではないかと思いますが、この腐朽菌は住宅の寿命を短くしてしまう可能性がある菌として知られているのです。
今回は、住宅の寿命を延ばすためにも知っておきたい腐朽菌の対処法についてご紹介します。
腐朽菌ってどんなもの?
まずは、腐朽菌がいったいどのような菌なのかということについて解説していきましょう。
腐朽菌は、住宅の外壁などに使用する木材に住み着いて成長します。
栄養がたっぷりとある木に住み着くことで栄養を分解していき、腐らせてしまうのです。
そのため、いくら外壁塗装で外側のメンテナンスを行ったとしても、住宅の寿命が短くなってしまいかねません。
腐朽菌が繁殖しやすいのは、浴室やトイレ、台所といった水回りです。
湿気が比較的こもりやすい床下、雨漏りしやすい屋根裏、結露で傷みやすくなっている窓の周辺も腐朽菌が発生しやすい状況が揃っています。
腐朽菌を繁殖させないためには
腐朽菌が繁殖してしまうと、住宅にとってはデメリットしかありません。
住宅の寿命を少しでも伸ばすためには、腐朽菌の繁殖を防ぐための対策を講じる必要があります。
続いては、その対策方法についてみていきましょう。
・定期的に点検を行う
外壁塗装や屋根塗装であれば、目視することで劣化しているかどうか判断しやすいです。
しかし、床下などはなかなか目にすることがないため、劣化に気が付くのが遅くなってしまう可能性が非常に高いです。
腐朽菌の繁殖によって傷みがひどくなってからでは対処も難しくなってしまうため、定期的に床下などの点検をするようにしましょう。
・木材は定期的に塗装する
住宅によってはウッドデッキや濡れ縁などがあるケースもあります。
そのような住宅では、木材を定期的に塗装する必要があるのです。
1年から2年に1度のペースで塗り替えをするのが理想的なスパンだと言われているので、意識して塗り替えをするようにしましょう。
ウッドデッキや濡れ縁に腐朽菌が繁殖しているのを知りながら放置してしまうと、白アリの被害に遭う原因になってしまったり、床下まで腐朽菌が侵食したりする可能性も高まってしまいます。
「そのうち交換するから放置でいいや」と思うのではなく、定期的なメンテナンスをきちんとするようにしてください。
それが、住宅の寿命を延ばすことにもつながります。
・外壁塗装や屋根塗装をする際に防水塗装を施す
腐朽菌の被害を回避するためには、外壁塗装や屋根塗装をする際に防水塗装を施すのも効果的です。
外壁や屋根の塗装を怠ってしまうと、住宅の内部に水が入り込み、柱などに腐朽菌を繁殖させる原因になってしまいます。
そのため、外壁塗装や屋根塗装、葺き替え工事などは定期的に行った方が良いということになります。
・通気口の前に物を置かないようにする
通気口の前に物を置いてしまうと、床下の換気ができなくなってしまい、湿気が留まりやすくなってしまいます。
そうなってしまうと、床下は腐朽菌の温床になってしまうのです。
通気口は住宅の基礎部分にあるので、どこにあるか把握し、塞がないように気を付けましょう。
そうするだけでも腐朽菌の繁殖を抑えやすくなります。
・庭の雑草を抜く
意外かもしれませんが、庭の雑草を抜くことも腐朽菌の繁殖を防ぐために有効な方法です。
腐朽菌は栄養がたっぷりある木材や植物を好みますし、雨が降って濡れると水分も多く含むため、腐朽菌が好む環境を作り出すことになってしまいます。
そのため、庭の雑草を抜くのは腐朽菌対策として有効だと言えるでしょう。
腐朽菌とカビは別物?
腐朽菌の説明や対策について説明してきましたが、カビとは何が違うのかと疑問に感じた人もきっといるはずです。
最後に、腐朽菌とカビの違いについて説明していきましょう。
腐朽菌とカビの大きな違いは、腐朽菌は木材の成分を栄養源にして強度を低下させている、カビは湿った木材の表面から出てくる成分だけを栄養源にしているため木材の強度には大きな影響を与えないということです。
つまり、カビが生えただけでは住宅の寿命には大きな影響を与える可能性はとても低いということになります。
このことから、カビよりも厄介な腐朽菌をきちんと対策しなければいけないということが分かるでしょう。
住宅の寿命に大きな影響を与えてしまう腐朽菌は、何とか対策をしなければいけない存在です。
定期的な点検は専門知識を持つ業者に依頼をするのが無難ですが、どこに相談したら良いか分からないという人も多いでしょう。
そのような場合は、ぜひユーコーコミュニティー横浜南支店にご相談ください。
それぞれの状況に応じた適切なアドバイスをさせていただきます。