ユーコーコミュニティー横浜南支店の山本です。
シェア率No.1の外壁材と言えば、「窯業系サイディング」です。
窯業系サイディングは、他の外壁材に比べて安価に施工できることやデザインが豊富なことから人気となっています。
そこで今回の記事では、ユーコーコミュニティー横浜南支店が窯業系サイディングの特徴を他の外壁材と比較しながら紹介していきましょう。
窯業系サイディングって?
窯業系サイディングは、セメントにパルプなどを混ぜて作られた建材で、窯で処理を行います。
そのため、「窯業系」と呼ばれています。
新築戸建て住宅の約7割が窯業系サイディングとなっており、10軒中7、8軒は窯業系サイディングを採用しているのが実態です。
他のサイディングとの比較
板状の外壁材をサイディングボードと言います。
サイディングには様々な種類があり、大きく分けて4つに分類されています。
・窯業系
建材費:4000円前後/㎡
耐火性:◎
断熱性:○
耐震性:○
意匠性:◎
耐用年数:8.5年前後
・金属系
建材費:5,800円前後/㎡
耐火性:○
断熱性:◎
耐震性:◎
意匠性:○
耐用年数:12.5年前後
・樹脂系
建材費:6,500円前後/㎡
耐火性:○
断熱性:○
耐震性:◎
意匠性:△
耐用年数:15年前後
・木質系
建材費:6,500円前後/㎡
耐火性:△
断熱性:◎
耐震性:○
意匠性:◎
耐用年数:9年前後
このように、比較をしてみても、窯業系サイディングは安価ながらもバランスに優れていることが分かります。
窯業系サイディングのメリットって?
・安価に工事ができる
窯業系サイディングは、工場で大量生産が可能な建材です。
そのため、他の外壁材よりも安価に施工できます。
大きい家になればなるほど、単価が高い外壁材を使うと費用が高くなってしまいます。
外壁よりも、家の設備や内装などにお金をかけたい場合にも窯業系サイディングはぴったりでしょう。
・多種多様なデザイン展開
窯業系サイディングはデザインが豊富なのも魅力の1つ。
レンガ調のものや石材調のものまで幅広いデザインが揃っています。
家の見た目を気にされる方や気に入ったデザインから選びたい人にもおすすめです。
・耐火性と耐震性に優れている
火や地震に強い建材のため、自然災害が多い日本に適しています。
窯業系サイディングは、主成分がセメントなので、燃えにくくなっており、もし近隣住宅で火災があったとしても、もらい火しにくいのです。
また、耐震性もモルタル外壁に比べると軽いので、耐震性にも優れています。
・工期が短い
窯業系サイディングは、施工しやすい建材です。
そのため、短い工期で外壁を完成させることができます。
現場に建材を運んだら、組み立てるだけで良いので、効率よく工事ができるのです。
窯業系サイディングのデメリットって?
・定期的な塗装メンテンスが必要
窯業系サイディングは築後8年前後を目安にメンテナンス工事をしなければいけません。
窯業系サイディングは水に弱いので、防水性が失われないように、しっかりとメンテナンスをして耐久性を持たせることが必要となります。
メンテナンスをサボってしまうと、サイディングがひび割れしてそこから雨漏りしてしまうことも…。
耐久性が長い、「フッ素」や「無機塗料」を使用することでメンテナンスの頻度を軽減することができるでしょう。
・目地の補修、交換
窯業系サイディングには目地があり、目地をコーキングで埋めて水が内部に入らないように対策を行っています。
目地のコーキングは、築6年前後で劣化してしまうため、必ずメンテナンスをしてください。
劣化したまま放置してしまうと、隙間から雨水が侵入して、雨漏りし兼ねません。
窯業系サイディングがおすすめなのはどんな人?
窯業系サイディングは、コストパフォーマンスに優れながらもデザイン性に富んでいます。
他の外壁材よりも安価ですが、機能性が劣るわけではないので、バランスが良く見た目にこだわりたい人・コスパを重視したい人にユーコーコミュニティーはおすすめですよ。
また、外壁材をどれにするか迷って決められない…という人にも窯業系サイディングを提案します。
耐久性・メンテナンス性を重視したいのであれば、金属サイディングを選んでくださいね。
窯業系サイディングのおすすめメーカー!
・ニチハ
国内最大建材メーカーのニチハ。
「モエンエクセラード」シリーズには、汚れが付着しにくい塗装がされています。
リアルな質感で絶妙な色合いのデザインが揃っているのでおしゃれな外観に仕上げられるでしょう。
・ケイミュー
ケイミューの「光セラ」シリーズには、セルフクリーニング機能があり、雨が降った時に外壁汚れを綺麗にしてくれます。
カラーバリエーションやデザインも豊富で、ホームページで施工事例を確認することができますよ。
窯業系サイディングは、トータルバランスに優れている外壁材です。
しかし、耐用年数が短く、目地の手入れもする必要がありますよ。
外壁選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。