外壁のコーキングの役割と劣化対策

ユーコーコミュニティー横浜南支店の佐藤です。
窯業系サイディングは、外壁材の中でも最も人気があるサイディングです。
横浜市でも人気が高く、多くの住宅で取り入れられています。
しかし、窯業系サイディングやALC外壁にはコーキングと呼ばれる継ぎ目が存在します。
そのコーキングには、重要な役割があり外壁材だけでなくコーキングもしっかりとメンテンスする必要があるんですよ。
今回の記事では、コーキングの役割と劣化対策についてユーコーコミュニティー横浜南支店が解説していきましょう。

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コーキングって?どんな役割があるの?

コーキングとは、ALC外壁や窯業系サイディングの継ぎ目にあるゴム状の目地のこと。
一体何のためにコーキングがあるのか不思議に思う方もいるかもしれませんが、ボード系の外壁材には必要不可欠な存在です。
それでは、どのような役割があるのか見ていきましょう。

コーキングには、雨水の侵入を防いでくれる防水性と、揺れ・熱膨張にも耐える耐久性の2つの役割があります。
窯業系サイディングの継ぎ目・サッシ周りにコーキングがあることで、雨水が家の中に入ることがありません。
また、地震で揺れた際や暑さで熱膨張が起こった際に、サイディングが動いたとしても緩衝材変わりとなって耐えてくれるのです。
コーキングの状態が良ければ、2つの役割を果たしてくれるというわけです。
しかし、コーキングが劣化が進むとその役割が失われてしまうので、外壁の寿命が縮みます。
防水性・耐久性が損なわれたら外壁はボロボロになってしまいます。
劣化したコーキングの隙間から雨水が侵入してしまうと、外壁材が劣化して崩れてしまうのです。
また、サッシ周りから雨水が侵入してしまえば、雨漏りが起きたり、木材を腐らせてしまう原因となって修理費も莫大にかかってしまうでしょう。
こういった事態から家を守ってくれるのがコーキングなのです。
外壁の点検だけでなく、コーキングも定期点検を行い、最悪の事態を避けましょう。

コーキングの劣化症状・対策方法って?

コーキングは、新築後から約5~10年で劣化症状が現れます。
その土地の環境などでも劣化症状や劣化時期が異なるため、実際の劣化症状で対策をするかどうかの判断を行ってください。

・肉痩せ、ヒビ割れ
初期の劣化症状として現れるのが、肉痩せとヒビ割れです。
築年数が5~6年ほどでこの症状は見られます。
コーキングの表面が溶けることで厚みが減りますが、新築時に施行不良があった場合もこの症状の原因に。
また、紫外線による劣化でヒビ割れが起こります。
状態が良いのであれば、この段階ではまだ対策をしなくても大丈夫ですが、劣化症状が始まったことは覚えておくといいかもしれませんね。
症状が気になる場合には、コーキングを充填させる増し打ちを行ってください。

・剥離
築後6年目くらいから見られるのが剥離です。
コーキングが剥がれ、隙間が空いてしまっている状態のことで、経年劣化や施工不良が原因となります。
隙間が空いてしまうと、雨水が家の中に侵入してしまうので、きちんと対策しなければいけません。
下地を直してから接着剤のプライマーを十分に入れてコーキングの打ち替えをしてください。

・破断
コーキングが裂け、中がぱっくりと見えてしまう状態を破断と言います。
コーキングの劣化が原因なので、外壁の内部まで傷めないうちに打ち替えをしてください。

・欠落
欠落とは、コーキングが剥がれ落ちてしまっている状態のことを指します。
外壁材を守るものがない状態になってしまっているので、早急に対応しなければいけません。
早めにコーキングの打ち替えを行ってください。

・黒ずみ
塗装後にコーキング部だけ黒っぽく汚れているものを黒ずみと言います。
適したコーキング材を使っていれば問題ないのですが、施行方法が悪かったり、誤った材料を使ってしまうとこういった黒ずみが発生してしまうのです。
ノンブリードと書かれているコーキング材に打ち替えしてもらいましょう。

コーキングの工事の種類を知ろう

コーキングには4つの工事の種類があります。

・増し打ち
既存のコーキングの上からコーキング材を充填する方法。

・打ち替え
既存のコーキングを綺麗に剥がし、新たなコーキングを打ち直します。
増し打ちするよりも手間と費用がかかりますが、新品になることでその分コーキングの持ちが良くなります。

・カバー工法
厚みを持たせられない目地または、コーキングのメンテナンスが面倒な場合にユーコーコミュニティー横浜南支店がおすすめするのがカバー工法です。
コーキングを剥がし、そこに金属のカバー材をコーキングの代わりにします。
ゴム状のコーキングから金属のカバーになることで、紫外線で劣化することなく、メンテナンスも不要となるのです。

・ブリッジ工法
厚みを確保できない目地に行うのがブリッジ工法。
他の部材で厚みをだすので、カバー工事よりも安く施行できるのが特徴です。

 

コーキングには、防水性・耐久性があり、家を守ってくれる重要な役割があります。
定期的にしっかりとコーキングの点検を行いましょう。
点検は、横浜市のユーコーコミュニティー横浜南支店にお任せください。

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