ユーコーコミュニティー横浜南支店で外壁塗装を担当している山本です。
外壁塗装の工程は、下塗り→中塗り→上塗り(中塗りがなく、上塗り2回という業者もあります。)と進んでいきます。
これらの工程ではそれぞれ工程に合った塗料を使用していきます。
中でも、重要なのが下塗りです。
下塗りがしっかりされていないと、十分な仕上がりが期待できません。
この下塗り材として多く使われているシーラーですが、いったいどのような役割を持っているのでしょうか。
今回は、外壁塗装に必要なシーラーについてユーコーコミュニティー横浜南支店の山本がご紹介します。

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どんな役割を持っているの?

外壁塗装において欠かすことのできないシーラーですが、どのような役割を持っているのでしょうか。

・塗料のしみ込みを防ぐ
外壁に何の処理もせずにすぐに上塗りしてしまうと、外壁に塗料がしみ込んでしまうため、より多くの塗料が必要になるだけでなく、上塗りの塗料の発色もよくないですし、色ムラになってしまうことも考えられます。
上塗りする前に、シーラーを塗ることでしっかりとした下地をつくり、塗料のしみ込みを防ぐことができます。
塗料の乗りもよくなることから、耐久性も高まり仕上がりもきれいになります。

・外壁と上塗り塗料を密着させる
シーラーを塗ることで、上塗り塗料はシーラーに密着し、塗料の剥げを防止してくれます。
シーラーなしでの外壁塗装は、数年で塗料が剥がれてしまい満足のいく仕上がりを得るのが難しくなります。

・補修と補強ができる
シーラーには、小さなひび割れを埋めてくれる効果もあります。
0.3㎜以上のひび割れは、専用の補修材で補修する必要がありますが、それよりも小さなひび割れであれば、シーラーで補修することができます。
ひび割れを放置してしまうと、徐々に大きくなってしまうこともあるので、外壁塗装を行うときに補修することで、外壁を長持ちさせることができ、仕上がりもきれいになります。

シーラーを塗装するときに注意すること

シーラーを塗装する時に、注意してほしいことがいくつかあるので紹介していきます。
注意点を知ることで、失敗を回避できるでしょう。

・外壁に適したシーラーを選ぶ
外壁の素材によって適応するシーラーも違ってきます。
カタログには、用途や適応下地について記載されているので確認しておきましょう。
業者が塗料をしてしている場合も、業者任せにせずカタログを見て適応しているかどうか確認することが大切です。

・乾燥時間を守る
シーラーを塗った後は、しっかり乾燥させることが重要です。
カタログにも、乾燥時間の記載があるので確認しておくと安心です。
万が一、乾燥が不十分な場合には、シーラーや上塗りの効果を十分に得ることができなくなってしまいます。
使用する種類や天候などの条件によって、乾燥時間は変わってくるので注意が必要です。

・シーラーと上塗り塗料の相性もチェック
シーラーと上塗り塗料には相性があります。
お互いに適応した種類を選ばないと、その効果を得ることができずに不具合が発生してしまいます。
上塗りの塗料を選ぶ時も、シーラーを選んだ時のように適応するかどうか確認が必要です。
自分で、DIYで塗装を行うという方もいますが、その場合も確認を忘れずに行ってください。
業者が塗料をしている場合も、カタログでチェックしておくと安心です。

シーラーの種類を知ろう

シーラーには水性と油性の2種類に分けることができます。

・水性シーラー
水性シーラーの主成分は水のため、扱いやすい塗料となっています。
また廃棄する際のリスクも小さいので、これからDIYを始めようと思っている人や塗装中の臭いが気になる方におすすめです。
臭いが少ないので、お子様やお年寄りなど施工中も家にいる時間が長い場合には、水性シーラーを使うと安心です。
油性シーラーよりも耐久性が劣る種類もあるため、比較的劣化の少ない外壁に適しています。
少しでも長持ちさせたいのであれば、グレードが高いシーラーを選ぶようにしてください。
水性シーラーの種類は、ヤニやシミなどを防ぐ効果があるヤニ止めシーラー、密着性の高さが魅力で、防カビ・防藻効果が期待できるカチオン系シーラーがあります。

・油性シーラー
油性シーラーは、溶剤系のため取り扱いが難しいです。
塗装業者向けの塗料となっていて、取り扱っていないホームセンターもあります。
屋根や外壁など劣化が早い場所には、耐久性のある油性のものを利用することが多くなっています。
劣化症状が多少進んでいる場合でも使用が可能で、乾燥時間が短いという特徴もあります。
油性シーラーの種類は、補修効果が優秀な弱溶剤系エポキシシーラー、使用前の点検が必要不可欠な強溶剤系エポキシシーラーがあります。

 

外壁塗装では、下地の整え方によって仕上がりも変わってきます。
塗装直後は違いに気づくことができなくても、年数が経つにつれてその差が大きくはっきりとしてきます。
大切なお家を長持ちさせるためにも、シーラーについての知識を持つようにしましょう。
ユーコーコミュニティー横浜南支店では、外壁塗装に関するちょっとした疑問にもお答えしています。
少しでも疑問がある人は何でも聞きに来てください!