ユーコーコミュニティー横浜南支店の石原です。
屋根塗装を行う時の塗料選びはどうしていますか?
ここ数年は、夏の気温上昇が激しく、冬も寒い日が続きます。
少しでも快適に過ごすためには、屋根塗装の塗料にこだわるのもおすすめです。
屋根塗装を行うことで、屋根材を保護して長持ちさせるだけでなく、見た目を美しく保つことも可能となります。
屋根塗装を検討されているのであれば、遮熱塗料や断熱塗料での塗装も考えてみましょう。
今回は、遮熱塗料と断熱塗料についてユーコーコミュニティー横浜南支店の石原が紹介していきます。

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遮熱塗料と断熱塗料の違いを見て見よう

遮熱塗料と断熱塗料の違いは何でしょうか?
効果や費用、耐用年数などを比較してみると違いも理解しやすいですよ。

・遮熱塗料
遮熱塗料の効果としては、太陽光による熱を反射し、屋根や外壁の温度上昇を防ぎます。
夏の暑い時期の屋根の表面温度は60度以上にもなり、その熱は屋根を通り2階の室内へと伝わるので室内温度が上昇するのです。
遮熱塗料で屋根塗装を行うことで、太陽の日差しを反射するので、室内温度の上昇も防ぐことができます。
耐用年数は10~20年程あり、費用は1㎡あたり2,300~3,500円となっています。
紫外線を吸収する樹脂や紫外線に強い樹脂の量によって費用や耐用年数は変わってきます。
表面温度については、約6℃低下させることができ、室温も約2.4℃の低下が期待できます。

・断熱塗料
断熱塗料の効果には、外からの熱の侵入を防ぎ、室内の熱を逃がしにくいことが挙げられます。
太陽光による熱を塗膜に留める働きをし、室内の熱は塗膜によって外に出ていくのを防ぎます。
そのため、夏は涼しく冬は暖かくということを実現することが可能なのです。
耐用年数は15~20年程あり、費用は1㎡あたり3,500~4,000円となっています。
断熱塗料で屋根塗装を行った場合には、室温を約3℃低下させることが期待できます。

断熱塗料と遮熱塗料はどんな場合に適しているの?

断熱塗料と遮熱塗料は目的に合ったものを選びましょう。

・夏も冬も快適に過ごしたい
夏も冬も快適に過ごしたいと考えているのであれば、断熱塗料がおすすめです。
断熱塗料は、室内に熱が伝わりにくく外気温の影響を受けにくいので、一年を通して快適に過ごしたいという方にピッタリです。

・暑さ対策を重視するなら
とにかく夏の暑さを軽減したいと考えているなら遮熱塗料がおすすめです。
太陽光を反射して表面温度を下げる効果があるので、室内の気温も上がりにくくなります。
熱を吸収しやすい金属素材の屋根材を使用していたり吹き抜けがあったりするお家には、遮熱塗料が適しています。
工場やガレージなどの屋根にもおすすめです。

メリットとデメリットを見てみよう

・遮熱塗料のメリット
屋根が劣化する原因の一つに、熱による影響が挙げられます。
遮熱塗料で屋根塗装を行うと、屋根の表面温度が上がりにくくなるので劣化しにくくできます。
屋根の温度が上がらなければ、室内の温度も上がらないので光熱費の節約につながります。
断熱材の入っていない屋根や吹き抜け俄あるお家は、遮熱塗料での屋根塗装がおすすめです。

・遮熱塗料のデメリット
遮熱塗料は熱を反射する効果を期待できる反面、室内の熱を外気に逃がさないという効果はありません。
暑さ対策は可能ですが、寒さ対策には効果がないので注意しましょう。
また、屋根塗装の表面に汚れがついていると反射する効果が薄れてしまいますので、定期的にチェックするのがおすすめです。
塗料の色に関しても、種類が少ないため希望の色で屋根塗装を行うことができない可能性もあります。
色の種類よりも効果を重視して選ぶようにしましょう。

・断熱塗料のメリット
断熱塗料は、なんといっても夏は涼しく、冬は暖かく過ごしたいという方におすすめです。
外気温の影響を受けにくいので冷暖房の効きも良くなるので、電気代の節約にもつながります。
また、断熱塗料の種類によっては、遮音や消臭効果も期待できます。
ペットを飼っているお家や小さなお子様のいるお家にも適しているでしょう。

・断熱塗料のデメリット
断熱塗料は、遮熱塗料の費用に比べて高額となっています。
その理由としては、耐用年数が長いこと、機能性が優れていることなどが挙げられます。
費用は、少し高くなりますが耐用年数が長いことで、次回のメンテナンスまでの期間も長くなり、長期間で比較するとお得です。
断熱塗料は、機能に優れていることから、施工には知識と技術が必要となります。
職人のレベルによって仕上がりに差が出てしまうので、断熱塗料を使用した実績のある業者を選びましょう。
断熱塗料も、遮熱塗料と同じように糸の種類に限りがあります。
艶ありや高色での屋根塗装ができない場合もあるので、業者とよく相談して決めてください。

 

屋根塗装の塗料によって、その後快適に過ごせるかどうかも違ってきます。
目的を明確にして業者と相談しながら塗料選びをするのがおすすめです。