ユーコーコミュニティー横浜南支店の佐藤です。
外壁の素材を選ぶときに漆喰を考えている方はいないでしょうか?
日本のお城や昔から伝わる蔵なんかにも使われる白く美しい漆喰は、今では一般住宅の壁にデザイン性を加えたものが使われたりしています。
しかし、見た目は美しい漆喰ですが、どんなメリットがありデメリットはないのでしょうか?
今回は漆喰外壁のメリットとデメリット、メンテナンス方法をユーコーコミュニティー横浜南支店がご紹介します。

ユーコーコミュニティー,横浜南支店,外壁塗装

漆喰外壁とは

真っ白で美しい姫路城に、漆喰が使われていることを知っている方も多いのではないでしょうか?
漆喰は耐久性と防火性に優れており、漆喰の主成分が空気中の二酸化炭素を吸収しながら硬化していくので、漆喰で作った外壁の耐久性は100年以上といわれています。
ただし、この100年は定期的メンテナンスを行っている場合です。
また、手作業で塗って仕上げるので、左官職人さんの腕が仕上がりを左右します。
手作業のため、独特の味のある仕上がりとなり、量産ができないことから値段も一般的なものと比較すると割高になってしまうことも理解しておきましょう。

漆喰のメリット

一般的に費用が高めの漆喰ですが、もちろん費用に見合ったメリットがあるので、確認しましょう。

・湿度調節をしてカビやダニを抑制
漆喰外壁には、目では見えないほどの細かい穴がたくさんあり、この穴によって調湿作用が生まれるので、ダニやカビの発生を抑制することが期待されます。
漆喰外壁は「呼吸する壁」とも言われ、余分な湿気は吸い取ってくれますし、湿度が足りないときは放出してくれるので、快適な湿度を保つことができます。

・消臭効果
漆喰の成分は強アルカリ性で、殺菌効果が高いため、カビや細菌を分解してくれます。
また、漆喰外壁には消臭効果があるので、ペットを飼っている方はペット臭の軽減になりますし、美容室やネイルサロンでは薬剤の臭いが軽減されると人気で、漆喰の消臭効果は高いと言えます。

・高い防火性
漆喰は固まると石灰岩という石になります。
石になっているので燃えにくく、高い防火性を誇っています。
また、万が一燃え移っても有毒な一酸化炭素などを出さず、漆喰外壁は燃え残るほどの耐久性を誇っています。

・シックハウス症候群対策に期待ができる
住宅建材から出る化学物質などで、健康被害を及ぼすのがシックハウス症候群です。
漆喰には、シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドを吸着、分解する性質があります。
お子さんや年配の方など抵抗力が低い家族がいて、シックハウス症候群の心配がある人方はリスクが軽減さるでしょう。

・高いデザイン性
漆喰外壁は、左官職人の手作業で仕上げているため、サイディングなどと比べると味のあるデザインに仕上がります。
一般的な量産できる外壁材と違い、漆喰は手作業なので、全く同じものはできず、重厚感のある唯一無二のデザインにこだわる方にはおすすめです。

漆喰デメリット

優れた効果がたくさんある漆喰ですが、もちろんデメリットも存在するので、合わせて理解しておきましょう。

・傷がつきやすい
漆喰はひっかき傷がつきやすいというデメリットがあります。
漆喰が固まるとなる石灰岩のモース硬度はそれほど高くなく、自転車や家具でちょっとひっかくだけで傷がつきます。
傷ができてしまうとそのまま残ってしまうので、補修する必要があります。

・汚れが目立つ
漆喰は美しい白色をしていますが、その分汚れが付くと目立ちやすくなってしまいます。
カビやコケはつきにくい反面、砂埃などはつきやすいです。
黒やグレー、茶色などの汚れは目立ちやすいです。

・施工できる職にいが少ない
漆喰を施工できる職人が少ないため、メンテナンスもしにくいというデメリットがあります。
現在の外壁はサイディングなどが主流で、漆喰を施工できる職人は横浜市に限らず少なくなっており、壁に大きな傷がついたり穴が開いたりした際には、すぐに補修工事をしてもらえない場合があります。

・工期が長く、値段が高い
漆喰は手作業で塗り重ねていき、乾燥させて壁を作るので、おのずと施工費用が高くなりますし、施工期間も長くなります。
現在主流のサイディングと比べると、1㎡あたり2500円ほど高くなるので、外壁全体と考えると結構高額になります。

漆喰のメンテナンス

漆喰は、メンテナンスをきちんと行えば100年以上持つといわれているので、メンテナンス方法を押さえておきましょう。

・自分でできるメンテナンス
いくつか自分でできるものがあります。
簡単な汚れは消しゴムや水洗いをすると落とすことができ、表面はしだけなら細かい目のサンドペーパーで削りとることもできます。
カビやコケは塩素系洗を薄めたものを使い布でふき取ることで簡単に取れますが、長時間の作業は逆に壁を傷めてしまいます。
高所や剥がれている場合は無理ですが、小さな傷ならホームセンターに売っている漆喰補修キットで直すことができます。

・業者に頼むメンテナンス
漆喰のメンテナンスを頼むときは、左官工事業者の他に塗装工事でのメンテナンスをお願いすることができます。
漆喰専用の塗料があるので、塗装業者に依頼しても漆喰の風合いを残したまま、費用を抑えてメンテナンスをすることができます。

 

横浜市のユーコーコミュニティー横浜南支店では、外壁の無料点検診断を行っています。
お見積もりは無料でお作り致しますのでどうぞお気軽にご相談ください。